翼仙旅煎茶道ゆかりの京都詩仙堂へ旅した記事です。

煎茶道ゆかりの石川丈山(いしかわじょうざん)が隠棲(いんせい)した、京都市左京区にある詩仙堂(しせんどう)へ旅した記事です。

こんにちは。

煎茶道大阪上本町教室の翼仙(よくせん)です。

今回は、江戸時代の煎茶好きにして徳川家康の部下だった石川丈山(いしかわじょうざん)の隠棲(いんせい)した詩仙堂(しせんどう)に訪れた際の記事です。

煎茶道(せんちゃどう)と石川丈山

煎茶道(せんちゃどう)とは、茶道の一種であり、大きな違いは急須をつかい茶葉からお茶を淹れる、という点です。

江戸時代に、茶を煎じて淹れる淹茶方法が中国からもたらされ、中国文化と共に、お茶を楽しむ文化が生まれました。

石川丈山(いしかわじょうざん)とは、安土桃山時代(あづちももやまじだい)から江戸時代初期にかけての武将、のちに文人(ぶんじん)として中国趣味になった方です。もとは武士で大坂の陣後、徳川家康に叱責され、武士の道をやめるが、その優秀さから全国の大名から仕官の依頼がくる。和歌山県の浅野家(あさのけ)に約10年ほど仕えましたが、その後に京都郊外に隠棲(いんせい)して丈山(じょうざん)と号(ごう※)しました。

※号(ごう)とは、本名とは別につかう名前のことです。

江戸初期における漢詩の代表的人物で、儒学)じゅがく)・書道・茶道・庭園設計(ていえんせっけい)にも精通していた文化の世界のスーパースターみたいな方です。

煎茶道の祖といえば、黄檗宗の隠元禅師ですが、いち早く石川丈山が中国から輸入して、煎茶も嗜んでいたという見方もあります。

(※諸説(しょせつ)あります)

石川丈山と詩仙堂

京都市左京区にある人気観光スポットの詩仙堂とは、正式名称は、詩仙堂丈山寺(しせんどうじょうざんじ)凹凸窩(おうとつか)です。

なかなかトガッた名前です。

中国趣味の石川丈山が、さまざま束縛があり息苦しい世間から、隠棲するためにたてた家屋です。

漢詩を好んだ丈山が、仙境(せんきょう)にて漢詩をよむ仙人のような生活にあこがれて、このような名前にしたの由来でしょうか。

かつては、天台宗→黄檗禅宗(おうばくぜんしゅう)と宗派が変わってきたのですが、現在は曹洞宗(そうとうしゅう)に属するお寺です。

凹凸窩は、岩や石でデコボコした場所に建てた住居という意味です。

煎茶道ゆかりの詩仙堂にいってみた。

入り口に到着すると、まず建物のビジュアルに驚きます。

何やら空に向かって二階部分の出窓が飛び出ています。

「嘯月楼(しょうげつろう)」と名付けられています。

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煎茶道ゆかりの詩仙堂

どういう意味なんだろうと、色々と検索してましたが、嘯(ウソブく、ショウ)を検索してたら面白い意味を見つけましたので、記載します。

・嘯(ショウ、ウソブく)

①うそぶく。 とぼける。おおげさなことを言う。 ②声を長くひいて詩歌をうたう。「長嘯」 ③うなる。ほえる。

・楼閣(ろうかく)

楼は二階建て以上の建物、閣は四方を観望する見晴しの良い高層建物、もしくは見晴らし台、を言います。

月に向かって、漢詩を吟じるための楼閣という意味でしょうか。

俗世につかれた石川丈山の向かった場所は、仙人のような生活。

自然をうやまい、その日その日を一生懸命暮らし、文化を楽しむ、そんな生活です。

自分の家の特徴や装飾に愛着をもち、名前を付けて文化として遊んでいたのでしょう。

今でいうと「丁寧な暮らし」でしょうか。

ちょっとあこがれてしまいますね。

なかなか名前からして、ニヤニヤしてしまう建物です。

かなりこういう言葉遊び的なことが好きな人なんですね。

煎茶家翼仙おすすめ白砂庭園とツツジの絶景庭園

ここ詩仙堂は、京都を代表するツツジの名所です。

5月になると、可愛らしいピンクのサツキツツジが咲いて見頃になります。
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詩仙堂から撮影すると、どのポジションでも絵になります。

白砂と、丸く刈り取られたツツジ、ワンポイントで入ったピンクの花びらが美しいですね。
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床の間には、福禄寿と寿老人の木像。

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庭に出て、詩仙堂を振り返ると、入り口にあった嘯月楼が見えます。

あの出窓でも詩をよみ、この自慢のお庭を歩きながら、嘯月楼にかかる月をみて、またその景色を見ながら詩を楽しんでいたのしょうでか。
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石川丈山が、あの出窓から顔を出しながら、この美しい風景で、漢詩を吟じていたのがイメージできます。

基本的に室内は撮影禁止で、お庭をメインで写しました。

京都市左京区は静かな住宅街で、東山の麓にあり、さらに北に行くと八瀬や大原など自然が広がっています。

丈山がなぜここを選んだのか、なんとなく分かった気がしました。

ちなみにここより下にいくと

ーーーー今回訪問した場所の基本情報ーーーー
名称:詩仙堂丈山寺(しせんどう じょうさんじ)

住所:〒606-8154 京都市左京区一乗寺門口町27番地
開門時間:午前9時~午後5時 (受付終了午後4時45分)
拝観休止日:5月23日
拝観料:大人500円 高校生400円 小中学生200円

電話番号:075-781-2954

アクセス:市バス「一乗寺下り松町」下車 徒歩約7分、叡山電車「一乗寺駅」下車 徒歩約15分

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翼仙旅煎茶道ゆかりの京都詩仙堂へ旅した記事です。” に対して2件のコメントがあります。

  1. まめたこ より:

    はじめまして!
    週末に京都観光を考えていたのでこちらの情報とても参考になりますっ。
    ありがとうございます!
    以前から気になっていた場所ですが、今回教えていただいたので、行くことに決めました!
    素敵な感じが伝わってきて、詩仙堂楽しみです!

    1. yokusencha より:

      こんにちは、ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。

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