京都の町絵師である伊藤若冲ゆかりのスポット3選

京都の町絵師「伊藤若冲」(いとうじゃくちゅう)にゆかりのある京都観光スポットを厳選し、3つご紹介させていただきます。

京都錦市場と伊藤若冲
京都錦市場と伊藤若冲

みなさんは伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)はご存知でしょうか。

浮世絵のスターである葛飾北斎(かつしかほくさい)が東日本で有名なのに対して、西では京都の絵師「伊藤若冲」が、とてつもない人気が誇っています。

また面白いのが、葛飾北斎が浮世絵というジャンルで大成したのに対して、伊藤若冲は、水墨画や極彩画、中国画や動物や植物、人物を描いた動植彩画を得意としているところです。はっきりと違いがでていますね。

全国各地で伊藤若冲特別展と題して、美術館や博物館で企画展が開催されるようになり、すっかり有名になってきた伊藤若冲ですが、今回は伊藤若冲が生まれ育った京都にある、ゆかりの地をご紹介していきたいと思います。

京都観光にお越しになった際は、ぜひこちらも合わせてみて回ってくださいね。

京都の町絵師「伊藤若冲」とは

京都の町絵師「伊藤若冲」(いとうじゃくちゅう)とは、四条通りからほど近く、京都の台所といわれる”錦市場”(にしきいちば)の八百屋さん「桝屋」(ますや)に、江戸時代中期に生まれました。若冲が生まれたのは、枡屋3代目である枡屋源左衛門(ますやげんざえもん)が当主の時で、長兄としてうまれた伊藤若冲は、当然その看板を継ぐ者として、青物問屋の商人として育てられていきました。

その当時、問屋の商人は比較的裕福で、商いの勉強もしつつ、絵画の勉強もできたようです。

伊藤若冲は狩野派に絵を学び、中国の南画や水墨画を模写し、実物写生も得意としたと言われており、いわば当時の絵の基本をほぼ行ったということです。つまり今でいうと写実的にも、コミカルにも、抽象絵画も全部学んでいたということです。

40代になり、家を継いでいた若冲は、相国寺の和尚である大典顕常(だいてんけんじょう)や煎茶道の祖である売茶翁(ばいさおう)らの影響もあってか家族に家業を譲り、京都の町絵師として生きていくことを決めます。そこから今の国宝にもしてされるようになった絵を描き始めます。

別名”伊藤若冲のお寺”「相国寺」

相国寺は正式には萬年山相国承天禅寺(まんねんざんしょうこくしょうてんぜんじ)、日本三禅宗の1つである臨済宗(りんざいしゅう)相国寺派の大本山(だいほんざん)で、京都五山(きょうとござん)に第二位に列せられる名門の禅寺です。

室町将軍の足利義満(あしかがよしみつ)の命により建立がはじまり、夢想国師が開山、伏見宮家(ふしみのみやけ)および桂宮家(かつらのみやけ)など貴族もゆかりのお寺として今も京都御所の北隣に位置でしています。

伊藤若冲ゆかりの京都相国寺の法堂

五山文学の中心として、芸術をたしなむ学僧を多く輩出したお寺でもあり、伊藤若冲のほかにも、池大雅(いけのたいが)や円山応挙(まるやまおうきょ)、雪舟(せっしゅう)など数多くの芸術家とゆかりがあります。

一介の町絵師であった伊藤若冲の足跡は多く残されていないなかで、ここ相国寺には、伊藤若冲のお墓がいまも残されています。

伊藤若冲の名前の由来となったのは、相国寺の和尚であった大典顕常(だいてんけんじょう)だと言われており、相国寺と若冲はとても関係が深かったと言われています。

ーーーー基本情報ーーーー

住所:〒602-0898 京都府京都市上京区相国寺門前町701

拝観時間:10時~16時

問い合わせ先:0752310301

アクセス:京都市営地下鉄「今出川駅」から徒歩5分

伊藤若冲の生まれた「錦市場」

伊藤若冲は、いまでは京都を代表する観光地となっている「錦市場」(にしきいちば)の八百屋さんでうまれ、育ちました。

錦市場は、京都の町々に魚や野菜、穀物を供給する、まさに京の台所であり、いまでも地元の人の行きつけスーパーのような役割を果たしています。

伊藤若冲がうまれ育った青物問屋である枡屋(ますや)、じつは今でもその場所が残っているんです。

残念ながら枡屋ではなくなってしまったのですが、「錦そや」という豆腐店として、伊藤若冲の生家は守られていますので、こちらの動画にご確認ください。

また錦市場は、夜になると伊藤若冲ギャラリーに変身します。

錦市場のお店がシャッターをおろすと、なんとシャッターに伊藤若冲が描いた作品のプリントがされています。

いうならばシャッターギャラリーでしょうかそれもこちらの動画でお楽しみください。

京都錦市場は夜になると、伊藤若冲ギャラリーになります。

ーーーー基本情報ーーーー

住所:〒604-8054 京都府京都市中京区西大文字町609番地

問い合わせ先:店舗によって異なります。

アクセス:阪急電車「烏丸駅」もしくは「京都河原町駅」から徒歩5分

伊藤若冲ゆかりのドクロ御朱印がもらえる「宝蔵寺」

浄土宗西山深草派の宝蔵寺(ほうぞうじ)は、京都市中京区裏寺町に位置するお寺です。

京都の繁華街でもある高倉通りや新京極、蛸薬師(たこやくし)の近くにありますが、一本となりの筋にうつると都会の喧騒はなくなり、静かな住宅街になります。

このお寺は、伊藤若冲をはじめ親族の菩提寺であり、若冲が親のために建てたお墓が、参拝者も拝めるように整備しておかれています。

京都河原町にある伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)ゆかりの宝蔵寺(ほうぞうじ)

ここでは不定期に、本堂にて伊藤若冲の「竹に雄鶏図」(たけにおんどりず)掛軸や絵画の展示が行われたり、伊藤若冲ゆかりの「髑髏図」(どくろず)の御朱印が配布されます。

この髑髏図御朱印がとても人気で、午後に行くと並ぶ可能性が高いので午前中に参拝されることをおすすめします。

ーーーー基本情報ーーーー

住所:〒604-8041 京都府京都市中京区裏寺町587

問い合わせ先:0752212076

拝観時間:10時~16時

アクセス:阪急電車京都線「四条河原町駅」から徒歩10分