京都にある伊藤若冲の作品が楽しめる美術館・博物館3選

京都の町絵師「伊藤若冲」(いとうじゃじゃくちゅう)の作品が見れる、京都の美術館や博物館を3つ選びましたのでご紹介させていただきます。

伊藤若冲
京都高島屋にて毎年開催される伊藤若冲展

浮世絵の葛飾北斎に対して、西日本を代表する京都の町絵師「伊藤若冲」。

今では日本全国で企画展が行われるほどの存在になりました。

そんな伊藤若冲ゆかりの京都にて、伊藤若冲作品を楽しめる美術館や博物館をご紹介します。

伊藤若冲とは

伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)は、江戸時代中期に、京都の台所と呼ばれる錦市場の青物問屋「枡屋」(ますや)3代目当主である枡屋源左衛門(ますやげんざえもん)の長男として生まれた。

比較的裕福な家庭に育った伊藤若冲は、画を学びながら、家業もつぎ、作品を描いていました。

京都相国寺にて、大典顕常(だいてんけんじょう)和尚や、煎茶道の祖である売茶翁(ばいさおう)と出会い、また同年代に南画の大家である池大雅(いけのたいが)や円山応挙(まるやまおうきょ)などがいた影響もあってか、40代のころに家業を家族に譲り、絵師として活躍するようになりました。

今では東の葛飾北斎、西の伊藤若冲と、日本古美術を代表する人物にまでになりました。

細見美術館

京都市左京区岡崎、ここは京セラ美術館や京都国立近代美術館など芸術施設が多く立ち並ぶエリアに、細見美術館(ほそみびじゅつかん)はあります。

日本古美術を中心に1000点以上の作品が展示されており、平安時代や鎌倉時代など、ほぼすべての時代の美術工芸品を網羅しています。

大阪の実業家、故 細見良(初代 古香庵)にはじまる細見家三代の蒐集をもとに、公益財団法人細見美術財団が管理する私立美術館です。

こちらは別名「伊藤若冲美術館」呼ばれるほど、伊藤若冲の作品が多く展示されています。

「糸瓜群虫図」(へちまぐんちゅうず)や「雪中雄鶏図」(せっちゅうゆうけい)、「遊鶏図押絵貼屏風」(ゆうけいずおしえばりびょうぶ)など、伊藤若冲の代表作ともいえる作品を拝見できます。

ーーーー基本情報ーーーー

住所:〒606-8342 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6−3

問い合わせ先:0757525555

開館時間:10時~17時

アクセス:京都市営地下鉄「東山駅」から徒歩約10分、京都市営バス「東山二条・岡崎公園口」下車徒歩5分

相国寺承天閣美術館

伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)と大典顕常(だいてんけんじょう)和尚が出会った京都相国寺の法堂

京都市上京区、京都御所の北側に位置する、臨済宗相国寺派大本山「萬年山相國承天禅寺」(まんねんざんしょうこくてんぜんじ)。

室町幕府3代目将軍の足利義満(あしかがよしみつ)が創建を発願し、夢窓国師(むそうこくし)が1392年(明徳3年)に開山、承天閣美術館はその境内にあります。

相国寺承天閣美術館は、昭和59年4月、相国寺創建600年記念事業の一環として本山相国寺・鹿苑寺(ろくおんじ:いわゆる金閣寺)・慈照寺(じしょうじ:いわゆる銀閣寺)・他塔頭寺院に伝わる美術品を保存、展示しています。

常設展示では、京都の町絵師・伊藤若冲筆、重要文化財にも登録されている「鹿苑寺大書院障壁画」や、大典顕常和尚とともに交流のあった煎茶道の祖である売茶翁を描いた「売茶翁図」(ばいさおうず)が観覧いただけます。

定期的におこなわれる特別展では、伊藤若冲展と題して、相国寺が保有する伊藤若冲ゆかりの品を一気に展示することもありますので、若冲好きは定期的にホームページをチェックすることをおすすめします。

ーーーー基本情報ーーーー

住所:〒602-0898 京都府京都市上京区今出川通烏丸東入上る相国寺門前町701

問い合わせ先:075‐241‐0423

開館時間:10時~17時

アクセス:京都市営地下鉄「今出川駅」から徒歩10分

三井財閥の宝物が見れる「泉屋博古館」(せんおくはくこかん)

泉屋博古館(せんおくはくこかん)は、京都市東山区、紅葉で有名な永観堂(えいかんどう)や京都五山にも列せられる水路閣(すいろかく)が有名な南禅寺の近くにあります。日本を代表する財閥である住友家(すみともけ)が収集した東洋美術工芸品のコレクションを収蔵・展示している美術館です。

展示品の中心となっているのは、住友家15代・春翠が集めた中国古代の青銅器や鏡鑑のコレクションで、どれも時間を忘れてしまうぐらいに美しい品々です。

ここで注目してほしいのでは、伊藤若冲が40代のころの作品である「海棠目白図」(かいどうめじろず)です。晩年の伊藤若冲の作品とは違い、繊細で写実的、かつ淡い色合い。動植菜画や群鶏図(ぐんけいず)などと比べると、どこか抑え目なタッチで面白いです。

ーーーー基本情報ーーーー

住所:〒606-8431 京都府京都市左京区鹿ケ谷下宮ノ前町24

問い合わせ先:0757716411

開館時間:10時~17時(毎週月曜定休)

アクセス:京都市営バス「東天王町」もしくは「宮ノ前」下車すぐ。