京都絶景の紅葉の名所「東福寺」のおすすめアクセス・行き方・駐車場をご紹介|煎茶道の祖・売茶翁ゆかりのお寺

みなさん紅葉狩りには出かけましたか?
11月も中旬に差し掛かると、京都とも紅葉の情報が行きかうようになります。
京都は紅葉の名所がたくさんあり、毎年観光客でにぎわいますが、今年はどうやらそこまで混雑に巻き込まれることなく、京都の紅葉を楽しめそうです。(前向きに考えています)
京都の紅葉の名勝で私がおすすめしたいスポットは、「東福寺」(とうふくじ)です。
通天橋や境内に植えられた沢山の紅葉する木々は、世界にその名をとどろかす、絶景の紅葉スポットとして認知れています。
しかし例年混雑がすごくて、あまりおすすめしなかったのですが、今年はあえて、観光業界の盛り上がりのためにも、ぜひ京都観光を、東福寺観光をご紹介させてください。
こちらでは京都駅、もしくは京都河原町からのおすすめ最短アクセス方法について、電車、自動車、自転車別にご紹介していきます。
みなさんの秋の休日がよりよりものなるよう願いながら、書かせていただきます。
目次
【東福寺まで電車の場合】京都駅スタート編
①電車はこれ1本!JR奈良線「東福寺駅」からの場合
JR京都駅から奈良線に乗車し1駅で到着するのが「東福寺駅」になります。
こちらのアクセス方法が一番スムーズになりますし、境内が広い東福寺全体をスムーズに、ポイントを押さえながら周遊できます。
運賃も150円で、乗車時間も1分ぐらいですし、正直これがおすすめのアクセス方法です。
【東福寺までバスの場合】京都スタート編
②京都市営バス「88系統」「208系統」の場合
京都駅新幹線口といわれる八条口バスロータリーから出発し、所要時間は15分程度で、バス亭「東福寺」に到着します。
京都市営バスにはICカード支払いが付いており、また運賃も230円とリーズナブルです。
【東福寺まで電車の場合】四条河原町スタート編
①四条河原町からはこれがおすすめ!京阪電車で約15分
関西の私鉄である京阪電車(けいはんでんしゃ)には、「東福寺駅」があります。
四条河原町から徒歩2,3分ほどにある京阪電車「祇園四条駅」に乗車すると、東福寺に1本でいけます。
所要時間は約15分ほど、運賃も160円で乗車可能、かつ特急がとまらず準急か普通列車に乗車することになるので、乗車率も低いためこちらがおすすめのアクセス方法となります。
【東福寺までバスの場合】四条河原町スタート編
②京都高島屋や錦市場からのアクセスはこちらがおすすめ!
京都市営バス207系統のバスが、京都高島屋から四条通りの道路を一本挟んですぐ目の前にあります。
ちょうど有名な小道である”さらさ花遊小路”の目の前にあるバス停です。
【自動車の場合】紅葉スポット東福寺観光時のおすすめ駐車場

この紅葉期に、東福寺が用意している有料駐車場をご紹介します。
東福寺まで徒歩5分、絶景の紅葉雲海に浮かぶ通天橋を見ながら拝観受付まで行ける駐車場はこちらです。
1回の駐車で2000円、閉門が17時なりますので注意が必要です。
ちょうど北側にある日本赤十字病院側の車線から左折して入ることをおすすめします。
西側の車線から入ると、交通量が多いため、おすすすめしません。
駐車場への左折イメージはこんな感じです。
グーグルの地図上だと工事をしておりますが、いまは砂利になっていて、100台近く置ける駐車場になっています。
【自転車・バイクの場合】紅葉スポット東福寺観光時のおすすめ駐輪場
自転車にてお寺に来る場合は、さきほどの自動車と同じく、以下の駐車場を使うことをおすすめします。
自転車とバイクは利用料が無料ですので、安心して長時間観光できますね。
こちらも同じく17時には閉門してしまうので注意です。

京都の紅葉の名所・東福寺とは
京都市東山区、東山三十六峰のふもとに位置する東福寺(とうふくじ)は、日本3禅宗の1つ臨済宗(りんざいしゅう)の東福寺派大本山です。
嘉禎年間(かていねんかん:1235-1238)に、摂政関白の公家・九條道家(くじょうみちいえ)によって創建され、円爾弁円(えんにべんえん:聖一国師)により開山しました。山号を慧日山(えにちさん)と号し、臨済宗寺院の名刹が列せられる京都五山(きょうとござん)の一つに数えられます。
境内は山の中腹にあることから、急な崖や川があったりするのですが、その渓谷を埋める紅葉の美しさに、訪れる人の絶えないお寺です。
紅葉の名所といわれるお寺の中でも、オレンジや黄色や赤などのグラデーションを楽しめることが特徴です。
煎茶道の祖・売茶翁(ばいさおう)ゆかりの東福寺
高遊外売茶翁(こうゆうがいばいさおう:1675-1763)は、佐賀県出身で、終生は京都で暮らした禅僧で、煎茶道の祖とうたわれる人物です。売茶翁は京都市内でお茶を売って生活する売茶業を営み、それが日本初のオープンカフェのはじまりだと言われています。
京都市内各地でお茶を売っては禅を説く、そんな暮らしをしていた売茶翁ですが、とくに何度も訪れていたのが、ここ東福寺です。
境内に流れる川が、透き通った清水であったことから、ここから水を汲み、お湯を沸かしてお茶を煮ていたとか。

煎茶道大阪教室の講師でありブログ記事の執筆者。
大学卒業後、500年続く京都の老舗和菓子屋に勤めるかたわら、煎茶道教授資格を取得。
煎茶道歴は11年以上、大阪の陶磁器・骨董店「笹船屋」にて茶会や煎茶道教室を主催。
専門や地方の工芸品、焼き物・陶磁器、民芸品、和菓子、民俗学。