煎茶(せんちゃ)とは
煎茶(せんちゃ)についてまとめた記事です。
煎茶道大阪上本町教室の翼仙(よくせん)です。
今回は煎茶道でつかわれる茶葉「煎茶」についての記事です。

煎茶(せんちゃ)とは
煎茶(せんちゃ)とは、緑茶の一種で不発酵茶(ふはっこうちゃ)の特徴をもつ、日本でもっとも消費されている茶葉です。名前の通り、茶葉が緑色で、育成方法や加工方法の違いにより、煎茶の他に玉露(ぎょくろ)、かぶせ茶、玉緑茶、番茶などの種類があります。

妊娠中は、カフェインが多いので要注意!
お茶の渋味でもあるカフェインは、高温で淹れたお茶に多く含まれます。
カフェインを控えている方で、ご存知ない方が多いのでご留意ください。
ちなみに、煎茶10gを430mlの90℃のお湯で1分間浸出させた場合、カフェイン量は100ml中に約20mgも含まれるといわれています。
煎茶の歴史
煎茶の歴史は古く、江戸時代までさかのぼります。
京都府宇治市にて、宇治田原町湯屋谷の茶農だった永谷宗円(ながたにそうえん)は、元文3年(1738)、15 年もの歳月をかけて青製煎茶製法(あおせいせんちゃせいほう)を完成させました。新芽の茶葉を蒸し、焙炉(ほいろ)と呼ばれる器具の上で茶葉を手揉み乾燥させる方法で、これが今の煎茶の原型と言われています。
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煎茶道大阪教室の講師でありブログ記事の執筆者。
大学卒業後、500年続く京都の老舗和菓子屋に勤めるかたわら、煎茶道教授資格を取得。
煎茶道歴は11年以上、大阪の陶磁器・骨董店「笹船屋」にて茶会や煎茶道教室を主催。
専門や地方の工芸品、焼き物・陶磁器、民芸品、和菓子、民俗学。