中国茶の種類とは?
世界でも最古の茶文化を誇る中国茶の種類をご紹介します。
中国では古代に神農という神がおり、薬学の神様でした。その神農が使っていた薬がお茶だと言われています。以降は、神農をはじめ、仙人や時の皇帝など、さまざまな権力者たちがこぞって珍しいお茶を手に入れたがりました。そこからお茶のバリエーションが増えていったと言われています。
白茶
白茶(はくちゃ)とは、製造工程が萎凋と乾燥のみのシンプルな製造工程の中で作られた弱発酵茶(じゃくはっこうちゃ)です。 茶葉の表面から白毫と言われる白い産毛に包まれ、茶が白く見えることからから付けられた名前です。
紅茶
紅茶は、ほかのお茶と同様に茶の木から生産されるお茶で、赤褐色の色味や心地の良い香りが特徴です。
花茶
花茶とは、通常の緑茶に、花弁の香りを移した花びらをブレンドしたお茶です。
青茶
青茶は、半発酵の製法でつくられたお茶です。とくに有名な青茶はウーロン茶です。
黄茶
黄茶は、発酵度をおさえた半発酵の製法でつくられたお茶です。
緑茶
緑茶は、茶の葉を発酵させず不発酵の製法でつくられたお茶です。
黒茶
黒茶は長期間熟成発酵させる発酵茶です。
茶外茶
茶外茶(ちゃがいちゃ)とは、イチョウ茶やドクダミ茶といった茶の木以外の植物からつくられたお茶です。
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煎茶道大阪教室の講師でありブログ記事の執筆者。
大学卒業後、500年続く京都の老舗和菓子屋に勤めるかたわら、煎茶道教授資格を取得。
煎茶道歴は11年以上、大阪の陶磁器・骨董店「笹船屋」にて茶会や煎茶道教室を主催。
専門や地方の工芸品、焼き物・陶磁器、民芸品、和菓子、民俗学。