埼玉県の狭山茶とは?特徴や種類、美味しい淹れ方を解説

お茶といえば、福岡の八女茶や佐賀の嬉野茶が有名ですが、埼玉県のお茶は聞いたことはありますか?

関東とはいえ、埼玉県は広大な農地があり、実はお茶の生産も盛んです。

今回は埼玉県の狭山茶の特徴や歴史、美味しい淹れ方をご紹介します。

執筆者は茶道大阪教室講師の翼仙です。

埼玉県の狭山茶とは?

狭山茶とは、埼玉県狭山市、入間市、所沢市、東京都瑞穂町にかけて生産されている煎茶のことです。

室町時代には生産されており、奈良県の大和茶三重県の伊勢茶・伊賀茶・静岡茶と並び「五大銘茶場」の一つとして数えられ、その地域をかつて「河越氏」が支配していたことから河越茶とも呼ばれていたそうです。

とくに東京都との境で生産されている瑞穂町のお茶は「東京狭山茶」と表記しています。

狭山茶の特徴とは?

狭山茶の特徴は、緑茶らしい渋みと爽やかな香り、そしてコクがある味にあります。

狭山茶を生産する地域には、狭山茶の特徴として「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」という茶摘み唄が伝わっています。

お茶の色味を静岡茶で、芳醇な香りを宇治茶で、そして味は狭山茶で楽しむという言い伝えで、それほど狭山茶の味が特徴的であったことがわかります。

・狭山茶の茶摘み唄

そろうたそろうたよ お茶摘み娘 日傘かわりの姉さんかぶりよ 赤いたすきの 17、8がよ

茶の若さよ 色香のよさよ 鬼も十八 番茶も出花 茶摘み娘の花ざか

お茶の狭山か 狭山のお茶か ここは武蔵野 お江戸に近い 狭山茶どころ 名のあるところ

埼玉県入間市の公式ホームページ:http://www.city.iruma.saitama.jp/event/sayamacha/sayamacha02.html

狭山茶の歴史とは?

狭山茶の歴史は、室町時代から始まったと言われています。

【狭山茶の起源「河越茶・慈光茶」】

 茶は、1200年くらい前に遣唐使として唐(当時の中国)へ渡った僧が日本へ伝えました。この時代の茶は、沸騰した湯に茶を入れて煮出す「煎じ茶」で、寺院や宮廷の儀式でお供えなどに用いられました。

 その後、800年くらい前、宋(当時の中国)に渡った僧が、茶の粉末に湯を注す「抹茶」の飲み方を日本へ伝えました。このころから、茶は寺院での儀式や修行で用いるほか、武士たちも飲むようになり、日本各地に産地が広まります。埼玉県内でも、有力寺院で茶の生産がはじまり、南北朝~室町時代の史料には、「河越茶」(川越市の中院が拠点)と「慈光茶」(ときがわ町の慈光寺が拠点)の名が武蔵国の銘茶として登場します。しかし、その後の戦乱によって有力寺院が衰退すると、これらの茶産地も荒廃してしまいました。

埼玉県入間市の公式ホームページ:http://www.city.iruma.saitama.jp/event/sayamacha/sayamacha02.html

狭山茶の美味しい淹れ方

狭山茶は煎茶であるため、80~90℃程度の高温のお湯で茶葉を浸すと美味しいお茶が淹れれます。

狭山茶を含め、美味しい日本茶の淹れ方についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

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知覧茶静岡茶は有名ですが、埼玉県でもお茶を生産しているのは意外でした。

狭山茶もですが、日本には他にも徳島県の阿波晩茶宮崎県の釜炒り茶で有名なみやざき茶など、個性溢れるお茶の国です。

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