深蒸し茶とは?特徴や歴史、産地、淹れ方、煎茶との違いを解説

深蒸し茶の特徴や発祥などまとめました。

深蒸し茶というお茶をご存知でしょうか。

深蒸し茶とは

深蒸し茶とは、蒸し時間を長くした煎茶の一種で、伝統的な日本の緑茶です。

深蒸し茶の特徴

深蒸し茶の味の特徴は、渋味が少なくてまろやかでコクが深い味である点と、濃い緑色の見た目になる点です。

深蒸し茶は、通常の緑茶と比べて、蒸し時間が長く、苦みや渋みが抑えられます。また蒸し時間が長いため茶葉が細かくなり、お湯の中に溶けるため、茶葉の色味が強く、より緑色になります。そのため茶葉をそのまま摂取することもできるようになり、栄養価が高い緑茶になります。

深蒸し茶の歴史

深蒸し茶の歴史は、約100年前の静岡県牧之原市から始まったと言われています。

深蒸し茶が生まれた理由は、牧之原地域で作られたお茶の弱点を克服するためでした。通常の蒸し時間で製茶すると、コクと旨みはあるものの苦渋味が残るお茶になってしまいました。そこで、製造行程の蒸し時間を長くすることによって、苦渋味を緩和させたまろやかな味わいのお茶ができあがったのです。

また、深蒸し茶製茶法は明治時代の手揉み茶製法に由来します。牧之原地域(現 牧之原市)で、明治時代の中期に誘進流の一派を興した戸塚豊蔵が考案した製茶法で、外観より香味を重視しています。他の流派より茶葉の蒸し時間を長めて、無理な力をかけず、形状は二の次にしたヨンコン型(茶の形が針状ではなく勾玉状)の製茶法を考案し普及したのが始まりです。お茶は最終的に浸出液を飲用するので、見た目や色沢を良くしたお茶より、外観は少し悪くても飲んでおいしいお茶を奨励しました。

つまり、今から約100年前にこの牧之原には既に深蒸し茶が存在していたのです。

深蒸し茶発祥の地 牧之原 – 牧之原市ホームページ https://www.city.makinohara.shizuoka.jp/site/tea/470.html

深蒸し茶と煎茶の違い

深蒸し茶と煎茶の違いは、蒸し時間の長さです。

深蒸し茶の場合、蒸時間は約1分ほどで、煎茶の場合は、約30秒ほどの時間になります。

煎茶は、製造工程において、茶葉を栽培したのち不発酵加工をするため、高温で蒸気で茶葉を蒸す「蒸熱」という工程があります。その際に蒸し時間で味が変化するため、深蒸し茶と煎茶の違いが出てきました。

深蒸し茶の美味しい淹れ方

深蒸し茶の美味しい淹れ方をご紹介します。

まず人数分の茶碗に、沸騰したお湯を3分の2ほど入れて冷ましていきます。目安としては、上質の深蒸し茶で70℃、並の深蒸し茶で90℃ぐらいまでとします。
次に、深蒸し茶の葉を急須に入れます。分量としては5人で約10gほどです。

続いて、最初の工程で湯冷まししていたお湯を急須につぎ、30秒ほど待ちます。深蒸し茶の場合、約30秒ほどで茶が開き、お茶が浸出してきます。

最後に、各お茶碗にお茶を均等につぎましょう。濃淡のないように廻しつぎ、最後の一滴までお茶は絞りきり、お茶の味を最後まで味わいましょう。

深蒸し茶の産地

深蒸し茶の産地は、静岡県の静岡茶や牧之原茶、鹿児島県の知覧茶が有名です。

特に静岡県の牧之原茶は、深蒸し茶発祥の地とも言われています。

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