玄米茶とは?特徴や歴史、作り方
玄米茶とは
玄米茶とは、緑茶の茶葉に、炒った米や玄米を混ぜた日本茶です。茶葉は強火で加熱したものを、米や玄米は焦げ茶色になるまで焙煎するか、爆ぜたものを使います。
玄米茶の特徴
玄米茶の特徴は、炒った玄米や米の香ばしい薫り味、淡い緑色の見た目です。煎茶や玉露といった緑茶と異なり、日本茶のなかでも茶葉以外の炒った米を使用するため、玄米茶の香ばしい薫りはとても印象的と言われます。また茶葉と玄米を1:1の割合でブレンドすることが多く、抽出される茶葉の成分が少なくなるため、美しい淡い緑色になります。
玄米茶の歴史
玄米茶の歴史は古く、今から約100年前の大正時代までさかのぼります。京都で余った餅屑や釜に付いた米粒を炒って使ったことから始まった説や、京都の茶商が蓬莱茶(ほうらいちゃ)として販売したことから全国に広まったという説があります。
玄米茶発祥の店「蓬莱堂茶舗」
蓬莱堂茶舗は、京都市中京区にあるお茶屋です。玄米茶の発祥の店と言われており、蓬莱堂茶舗では、「蓬莱茶」という商品名で販売されております。
蓬莱堂茶舗の基本情報
蓬莱堂茶舗の営業時間や問合せ先をご紹介します。
- 所在地: 〒604-8043 京都府京都市中京区東大文字町295
- 営業時間:10時30分~18時30分
- 電話: 075-221-1215
玄米茶の作り方
玄米茶の作り方をご紹介します。玄米茶は、茶葉と炒った米の比率が1:1です。まずフライパンで茶葉を軽く加熱します。その後に米やもち米をフライパンで加熱し、きつね色になるまで炒めます。その炒った米を茶葉とお好みの量でブレンドしたら玄米茶の完成です。
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煎茶道大阪教室の講師でありブログ記事の執筆者。
大学卒業後、500年続く京都の老舗和菓子屋に勤めるかたわら、煎茶道教授資格を取得。
煎茶道歴は11年以上、大阪の陶磁器・骨董店「笹船屋」にて茶会や煎茶道教室を主催。
専門や地方の工芸品、焼き物・陶磁器、民芸品、和菓子、民俗学。