煎茶道具一覧と名称や使い方について
煎茶道具を一覧にして、名称や使い方についてまとめました。
煎茶道の古書や資料集、私が今まで見聞きしてきた情報も含めて、煎茶道具についてまとめました。
また追加情報などございましたら随時問い合わせから情報いただけますと幸いです。

煎茶道具(せんちゃどうぐ)とは
煎茶道具(せんちゃどうぐ)とは、煎茶(せんちゃ)や玉露(ぎょくろ)を、お点前で淹れる際に使用する器物(きぶつ)や器具類のことです。
道具には、形、土、釉薬(うわぐすり)、絵付け、産地、由来などあらゆることを多角的に鑑賞できる楽しみがあり、その鑑賞や観察力があってこそ、愛着(あいちゃく)や愛蔵(あいぞう)といった面白みに変わってきます。お客様にしっかり説明できるよう、一覧にしてまとめております。
煎茶道具をまとめてみました
煎茶道具の名称や使用用途、素材、産地、名前の由来などを下記にまとめました。
ご覧になると分かるかと思いますが、難しい漢字、読めても何の意味が込められているのかよくわからない名前が多いです。
煎茶道は、江戸時代に文人趣味(ぶんじんしゅみ)と呼ばれる中国の文化に精通した方々によって大成されました。
中国から輸入したものを名前や音、漢字をそのままに使用していることが多いです。
そのため中国茶芸でつかわれる中国茶道具と名前が似てることがあるようです。
煎茶道具一覧
【あ行】
【か行】
【さ行】
【た行】
【は行】
・ボーフラ
【ま行】
【ら行】
いかがでしたでしょうか。
煎茶道具と一言でいっても、これだけたくさんのお道具があります。
また流派によって特別におつくりしているものもありますので、このページでは、もしかしたらほんの基本的なお道具しか紹介できていないかもしれません。
今回は参考書や実際にお店や茶会にいって聞いてきた内容をまとめました。なにか修正点などありましたら、お気軽に問合せください。
参考書籍:「煎茶全書 主婦の友社編」昭和49年 主婦の友社発刊
煎茶道具を販売・ネット購入できるお店
また、わたしが煎茶道教室を行っている、大阪市中央区上本町(うえほんまち)の骨董ギャラリー「笹船屋(ささふねや)」でも、煎茶道具を取り扱っていますので、大阪にお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいね。
簡単な店舗情報だけ掲載させていただきます。
修正やこちらのお店も掲載してほしいなどありましたら、ぜひお気軽に、メールや問い合わせいただきますと幸いです。
宮城県で貴重な煎茶道具取り扱い店「大正園」
大正園(たいしょうえん)は創業100年を迎える老舗のお茶屋さんです。
浅蒸し茶やほうじ茶の品ぞろえが豊富です。
茶道のお茶会でつかわれるお抹茶は、大正園オリジナルの配合です。
お茶だけではなく、茶道具や煎茶道具も扱われています。
ーーーー基本情報ーーーー
- 住所:〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央1丁目8−33
- 問い合わせ:022‐223‐3080
- 営業時間:10時30分~18時30分
- アクセス:JR仙台駅から徒歩8分
煎茶道 大阪上本町教室がある骨董ギャラリー「笹船屋」(ささふねや)の基本情報

大阪市中央区にある、茶道具を中心に、煎茶道具や生活雑貨、和雑貨をあつかうお店です。
ある人が大切にされていた物を新たな持ち主の元へ送り届ける渡し舟のような店になりたいと言う思いから「笹舟屋」という屋号にされたようです。
【笹船屋の基本情報】
- 店名:骨董ギャラリー「笹船屋(ささふねや)」
- 住所:〒542-0062 大阪府大阪市中央区上本町西5−1 8ビル 3階
- 連絡先:090-6669-3325(店長:北田さん)
- 営業時間:11:00~20:00(不定休)
・アクセス:大阪メトロ谷町線「谷町九丁目駅」から徒歩4分
・アクセス:近鉄大阪線「大阪上本町駅」から徒歩3分
最新の清水焼や煎茶道具も見れる「京都陶磁器会館」
世界遺産である清水寺(きよみずでら)へ通じる五条坂、京阪清水五条駅から東大路通り(ひがしおおじどおり)まで歩くと、こちらの「京都陶磁器会館」(きょうととうじきかいかん)が見えてきます。京都陶磁器協会が運営する施設でして、京都で活躍する職人さんや作家さんの作品が常時展示、販売されています。煎茶道具といえば磁器(じき)、磁器といえば京都の清水焼(きよみずやき)というぐらい、京都は磁器のレベルが高いです。こちらの会館ではそんな磁器の煎茶道具も取り扱ってらっしゃいます。
ーーーー基本情報ーーーー
- 住所:〒605-0864 京都府京都市東山区遊行前町583−1
- 問合せ先:075-541-1102
- 営業時間:9:00〜17:00
- アクセス:京阪電車京都線「清水五条」駅下車 東へ徒歩約10分
はじめての煎茶道具を購入はこちら「京都の茶道具商 菊光堂」
京都市北区、北大路駅で下車して、徒歩で焼く15分程度、「茶道具商 菊光堂」に到着します。
こちらは茶道具や煎茶道具を扱うお店で、基本的にはなんでもお道具が揃っていますので、こちらで色々とご相談されることをおすすめします。
ーーーー基本情報ーーーー
- 住所:〒603-8167 京都市北区小山西大野町58‐4
- 問い合わせ:075-432-0727
- 営業時間:9:30~18:00
- アクセス:京都市営地下鉄「北大路駅」から徒歩15分程度
京都を代表する世界遺産「清水寺」からほど近く京都清水焼「松韻堂」
京都の清水寺参道、三年坂にある京焼清水焼の店です。
年中無休で創業1855年の老舗です。
修学旅行生に人気の安価な湯呑みから茶人好みの高価な抹茶茶碗まで幅広い品揃え。
ぜひ京都にお越しの際はお立ち寄りくださいね。
ーーーー基本情報ーーーー
- 住所:〒605-0862 京都府京都市東山区清水3-319
- 問い合わせ:075-561-8520 thanks@kiyomizuyaki.jp
- 営業時間:9時~17時
- アクセス:京都市営バス「清水道」から徒歩10分
京都の台所「錦市場」からほど近くにある宇治茶老舗「蓬莱堂」(ほうらいどう)
京都の台所として人気観光地となっている”錦市場”(にしきいちば)、ここは煎茶道の祖といわれる売茶翁の弟子である、京の町絵師”伊藤若冲”(いとうじゃくちゅう)生誕の地でもあります。煎茶道ともゆかりのあるこの地で、宇治茶を販売する「蓬莱堂」さんの店内では、茶葉と一緒に煎茶道具も販売されています。
ーーーー基本情報ーーーー
- 住所:〒604-8043 京都府京都市中京区東大文字町295
- 問い合わせ:075-221-1215
- 営業時間:10時30分~19時
- アクセス:阪急電車京都線「京都河原町駅」から徒歩5分
奈良駅から徒歩すぐにある煎茶道体験もできる隠れ家サロン「三五夜」
JR奈良からすぐの閑静な住宅街。「三五夜」は、本格的な茶室で行う茶道や煎茶道、凝った造りの八畳間でのいけばな、和のお稽古事で使用できる教室 & 体験スペース、店主厳選の古美術・骨董・アンティークを展示・販売する空間とで構成された、和文化発信拠点です。
ーーーー基本情報ーーーー
- 住所:〒630-8244 奈良県奈良市三条町529−2
- 問い合わせ:070-1779-0358
- 営業時間:10時~20時(要問合せ)
- アクセス:JR奈良駅から徒歩2分、近鉄奈良駅から徒歩15分ほど。
香川県の煎茶道具はこちら「今屋静香園 観音正寺本店」
日本のウユニ塩湖としてブレイクしている”父母が浜”(ちちぶがはま)がある香川県観音寺市(かんおんじし)のお茶屋さんです。
抹茶ソフトクリームが美味しくて、うどんを食べた後には思わず足を延ばして来てしまいます。お茶っ葉の「讃岐の雫」(さぬきのしずく)がおすすめですが、煎茶道具の品ぞろえも豊富です。香川にお立ち寄りの際はぜひ訪問してみてください。
ーーーー基本情報ーーーー
- 住所:香川県観音寺市観音寺町甲3113-2
- 問い合わせ先:(0875) 25-2703
- 営業時間:8:30~19:00
- アクセス:観音寺駅から徒歩約15分、車で約5分
広島県の煎茶道具はこちら「今川茶舗」
広島県の第2の都市「福山駅」を降りて、歩いて約15分ほどで到着します。
昭和6年創業の老舗で、こちらでは、茶葉や抹茶道具、煎茶道具も多数取扱いされており、ネットでオンライン販売もされています。
ぜひ今川茶舗さんで検索してみてくださいね。
ーーーー基本情報ーーーー
- 住所:〒720-0062 広島県福山市伏見町4-14
- 問い合わせ:084-922-1013
- 営業時間:10:00~18:00
- 定休日:年中無休(年末年始を除く)
- アクセス:JR「福山駅」下車、歩いて約10分
煎茶道具の楽しみ方
昔はこれがどんな使われ方をしていたのか、なぜこの煎茶道具がつくられたのか、それが分かる一つの民俗学的(みんぞくがくてき)な文化としてとらえて、難読漢字に挑むようなかたちで楽しみながらご覧いただけますと幸いです。
参考:煎茶全書 主婦の友社 昭和49年 ※流派や先生によって名称や扱い方が異なる可能性があります。

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