参考 煎茶全書 婦人の友社 昭和49年

煎茶道具「ボーフラ」について

煎茶道具の中では珍しい”素焼き”の湯わかしのことです。

別に、湯沸(ゆわかし)、湯銚(とうちょう)、鳴泉(めいせん)、保宇夫良(ボウフラ)とも呼びます。

この珍しい名前の由来は、ポルトガル語で「かぼちゃ(形が丸く似ているため)」という意味だそうです。

ちなみにポルトガル語でカボチャは「Cambodia abóbora」と書き、発音を聞くと「カンボジヤ アボーボラ」と聞こえます。

ボーフラは江戸時代初期に日本に輸入されました。

この後半部分がナマッてこういう道具の名前になったのでしょうか。

煎茶道具「ボーフラ」の材質や形について

釉薬がかかっていない素焼(すやき)のものが多く、取っ手は横手(よこて)のものと上手(かみて)のものがありますが、横手のもの、つまり、普通の急須に似た形のものが多いようです。

日本に横手急須(よこてきゅうす)が多いのは、このボーフラが中国から大量に輸入されていたため、原型になっていると言われています。

素焼きのため、素早く大量生産できたのでしょうか。
素焼きの陶器はこわれやすいものであり、手入れをよくしないと、湯に臭いが出るので注意が必要です。

煎茶道具「ボーフラ」の画像はこちらです。

こちらは素焼きの、前手のボーフラです

煎茶道具「ボーフラ」
煎茶道東叡山翼仙教室のボーフラと涼炉

煎茶道具の「ボーフラ」についての動画

煎茶道具のボーフラを動画にしてみました。

職人さんによって大きさやフォルムが変わるため、あくまで一例としてご覧ください。

煎茶道具「ボーフラ」の動画